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柑橘精油が光毒性を持つ理由:問題は「ベルガモットを使った」だけではない
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ベルガモットの光毒性にはフロクマリンと紫外線が関わります。全油、ベルガプテン低減品、成分の異なるロットは同じではありません。
ベルガモットの光毒反応には、紫外線を吸収するフロクマリン、十分な曝露量、その後の照射が同時に必要です。全油、ベルガプテン低減品、組成の異なるロットでは、リスクも変わります。条件を分けて書くと、仕様書のどこを確認すべきかが分かります。
光毒性はアレルギーではない
アレルギーには免疫系の感作が必要ですが、光毒性には不要です。フロクマリンが紫外線を吸収して皮膚を傷つけるため、初回の曝露でも起こりえます。両方を「敏感反応」と呼ぶと、免疫歴と、組成・用量・照射条件の違いが消えてしまいます。
1977年、Zaynounらはベルガモット油の光毒活性をベルガプテンに結び付けました。さらに媒体、エタノール濃度、皮膚部位、塗布から照射までの時間、皮膚状態が反応を変えることを示しました。同じ表示濃度でも同じ結果になるとは限りません。
同じ名前の四本が同じ結果ではなかった
2007年、Kejlováらは四社のベルガモット油を、分光・化学分析、細胞試験、ヒトの確認試験で評価しました。光活性化の可能性を示したのは四試料中二つで、細胞試験の分類は溶媒にも左右されました。
したがって確認すべきは「ベルガモットは光毒性か」という品名の二択ではなく、この油のフロクマリン量と処理法です。ロット差が安全評価に直結する例です。
FCF、bergapten reduced の意味
FCF、bergapten reduced、furocoumarin reduced は、光毒性上問題になる成分を低減した製品を示します。果実が別物になったわけではなく、すべての安全確認が不要になる表示でもありません。
植物学的由来、抽出法、低減処理、成分または適合声明を確認し、完成品カテゴリーに対応する現行IFRA Standardsを調べます。洗い流す製品、皮膚に残る製品、日光に当たる部位は別の使用条件です。
原料図鑑に残す話
ベルガモット原料図鑑には、柑橘のトップとフローラルのミドルをつなぐ理由、カタログ品の選び方を残します。機構、試験差、判定はこのページに集約しました。警告一文だけより、実際の判断に使えます。
参考文献
S. T. Zaynoun, B. E. Johnson & W. Frain-Bell, A study of oil of bergamot and its importance as a phototoxic agent. II, Contact Dermatitis, 3(5), 225–239 (1977). PMID 589995
K. Kejlová et al., Phototoxicity of bergamot oil assessed by in vitro techniques in combination with human patch tests, Toxicology in Vitro, 21(7), 1298–1303 (2007). PMID 17669618